Nobuyuki Matsui
- ikuru15129
- 2023年10月29日
- 読了時間: 1分
更新日:2024年4月3日

"un-"をテーマに発表した2023AWコレクション。un-は否定や反対、逆などを意味する接頭辞であるが、Nobuyuki Matsuiは違和感という方向性を示し、その違和感をナチュラルかつユーモラスに表している。
ちょっとした違和感
洋服を触って体感できる程度の違和感
物とデジタルの違和感
心地良い違和感
例えばこちらのアシンメトリースタイル。ボトムスの左右バランスの違いが違和感となっているが、スタイリッシュなシルエットに整えられている。ノーマルとアブノーマルの距離感。そこのギャップに違和感が生まれるが、精確に保たれた距離が上品なアイロニーを描いている。
特徴的なのは余白を交えたスタイリング。あるべき場所に、続くべき流れにあえて抵抗することでステレオタイプを刺激する。我々の観念は目の前に突如現れた余白を補おうと、それぞれの色で筆を走らせる。
SS22Rakuten Fashion Week(写真1.2)AW22(写真3)SS23(写真4.5)
洋服の本質を表すための、散りばめられた要素を結合したこれまでのアートピース。
2024 SPRING SUMMER COLLECTION
