2024年より活動の拠点を東京からパリへと移したRAINMAKER(レインメーカー)が、伝統と革新、そして異なる文化のエッセンスを織り交ぜた2025年AWコレクションを発表。ブランドの根幹にある「和の美学」から着想を得たアイテムに加え、ウェスタンの要素を現代的に再解釈し、エレガンスと交差する洗練されたピースを展開。そして、独自開発のボンディング素材やPOLARTECフリース、透湿防水素材など、機能性とデザイン性を兼ね備えたアイテムも多数ラインナップ。現代的なテクノロジーと和の伝統を掛け合わせ、新たなスタイルを提示した。
今季を象徴するスエードジャケットは、特殊な縫製技術によりフラットに仕立てられ、スエード本来の柔らかさを保ちながらもシャープで端正なシルエットを実現。ウェスタンの要素とエレガンスが共存する一着に仕上がっている。ウエスタンシューズには浮き出し加工による装飾が施され、普遍的な美しさと現代性を融合させた。ハンドソーンウェルテッド製法をはじめ、伝統的な職人技と現代技術が細部にまで凝縮されている。また、束帯や道衣といった日本の伝統衣装から着想を得た外套やシャツでは、和の美学と洋の構築的構造が巧みに交差し、RAINMAKER独自の造形美が際立っている。
また、今作のキーカラーには深みのある橙を採用された。温かみと力強さの双方を同時に感じさせ、RAINMAKERならではの静謐かつ大胆な世界観が広がるコレクションとなっている。