片出真武がデザイナーを務める日本のファッションブランド「ryaw」。実験的な造形やグラフィックに加え、オリジナルの加工技術Vein(脈加工)を駆使した革新的なアイテムを作り続ける同ブランドが25SSコレクションを発表。
25SSコレクションのテーマは「-GENETICAL ATTITUDE- 遺伝的姿勢」。加工技術Veinのアップデートを通じて、過去に存在する日本の思想を衣服に反映させた今作は、ryawの中に存在する矛盾を起点に制作が進められた。
「過去への敬意」と「未来への期待」。対な時間軸に片出自身の想いが乗せられた今作は、過去を単なる直線で描くのではなく、独自の技術による前衛的で螺旋的なアプローチによって進化を遂げた。尊重と渇望から生まれた道しるべは、ryawのアイデンティティを映し出しつつ、更なる一歩への導きとしても掲げられた。