2024年3月5日、SHINYAKOZUKA（シンヤコズカ）がショー形式で24AWコレクションを発表。ショーは東京プリンスホテルガーデンプールで行われ、降り頻る雨と共にBLANKY JET CITY 「悪い人たち」が会場の雰囲気を彩った。
今回のテーマ"DIVE INTO WINTER FEAST"は、デザイナー小塚がパリの散歩中に浮かんだ言葉「晩餐」から着想。その晩餐をリズムに乗せ、本屋に足を運ぶと偶然にも最後の晩餐が描かれた冊子を発見した。小塚は「本当に偶然の出来事なのですが、そういう偶然は大切にしたいじゃないですか」と語り、そこからリーサチを重ね、テーマであるご馳走（feast）に辿りついた。
また、ランウェイが行われたプールもテーマを語る上で重要なステージであった。小塚はコロナ前まで習慣化していたスイミングを再開し、その息継ぎからも着想を得ていた。息継ぎは幻想と現実を行き来することであり、しないと長く泳げないというバランスでもある。ブランドとしてやってること、やらなきゃいけないことのバランスを泳ぎながら当てはめていき、"DIVE INTO WINTER FEAST"が明確に浮かび上がった。
小塚はこう語る。「SHINYAKOZUKAのファッションがあることで、みなさんの日常が、情景が、時間が、ご馳走になる。そんなご馳走のプールを振る舞いたいです。そして、思いっきりダイブしてもらいたいです」。
