ブランド設立から10年目を迎えたSHINYAKOZUKA(シンヤコズカ)。25SSコレクションは”picturesque or die”をタイトルに、自作絵本を主題として制作が進められた。
自作絵本「いろをわすれたまち」は、色のない世界に住む主人公が色を求めて”え”の世界へ入り込み、色の美しさや大切さに触れる物語。小塚氏は、学生時代に描いたこの絵本を読み返し、「描くモチーフや、言っている事、言葉のテンポが全く変わっていない」と話し、「変わるのはその人の背景だけである」ことを再確認。今回は、そんな絵本を背景が異なる”現在”の小塚自身が描き直し、現在のアティチュードを表現することで、これからの一歩目としての起点となるショーとなった。
”え”のなかのせかいは
それはそれは
とても あざやかで きれいでした。
いろとりどりの くさばな、
なないろが ないくらいの あざやかなそら、
そのそらには
”え”にかいたような つきが うかんでいます。
みたこともない じょうけいに
おとこは とても
こころがおどりました。
-いろをわすれたまち